サッカー界では選手が移籍することは珍しくありません。より高いレベルを目指して、出場機会を求めて、はたまた高額な年俸に惹かれて、様々なクラブに移籍します。
ですが中には禁断とされる移籍があります。それは歴史的、宗教的な因縁があるチームや、リーグの覇権を争うチーム間の移籍。
今回はサッカー界の禁断の移籍をした選手を5人の選手を紹介していきます。
禁断の移籍をした5人の選手
アシュリー・コール
移籍:アーセナル → チェルシー
『アシュリー・コール』は2006年に、『アーセナル』から同じロンドンを本拠地とする『チェルシー』に移籍。『チェルシー』から高額な給与を提示されていたことから、一部の『アーセナル』のサポーターから『Cashley(キャシュリー)』と揶揄されました。
『チェルシー』では主力として活躍し、『プレミアリーグ』、『チャンピオンズリーグ』、『ヨーロッパリーグ』の優勝に貢献しました。
クルトワ
移籍:チェルシー → アトレティコ・マドリード → チェルシー → レアル・マドリード
『クルトワ』はに2011年に『チェルシー』に加入しすぐに『アトレティコ・マドリード』にレンタル移籍。3シーズンプレーした後『チェルシー』に復帰しました。
『チェルシー』では4シーズン過ごした後、『アトレティコ・マドリード』の宿敵『レアル・マドリード』に移籍しました。
このライバルチームへの移籍は『アトレティコ・マドリード』のサポーターの怒りを買い、『アトレティコ・マドリード』の本拠地のスタジアム『ワンダ・メトロポリターノ』に並べられている記念プレートが飲み物やタバコの吸い殻などで汚されました。
また、『クルトワ』がチャンピオンズリーグ決勝の直前に「今、僕は歴史のグッドサイドにいる」と発言し、プレートが破壊されるという事件が起こりました。
ソル・キャンベル
移籍:トッテナム → アーセナル
『ソル・キャンベル』は2001年に『アーセナル』にフリーで加入しました。
この加入は『ソル・キャンベル』が当時キャプテンを務めていたこと、『トッテナム』最大のライバルである『アーセナル』であったこと、移籍金の無いフリーでの加入であったことなどの理由から、『トッテナム』のサポーターから怒りを買い、『ユダ』と非難されました。
『アーセナル』では2001/02シーズンに『プレミアリーグ』の優勝に貢献、2003/04シーズンに『プレミアリーグ』の無敗優勝に貢献しました。
ファン・ペルシー
移籍:アーセナル → マンチェスター・ユナイテッド
『ファン・ペルシー』は8シーズン過ごした『アーセナル』を離れ、ライバルクラブである『マンチェスター・ユナイテッド』に移籍しました。このライバルクラブへの移籍について、本人は後にプレミアリーグで優勝したかったと発言しています。
実際に『ファン・ペルシー』が在籍した『2004/05シーズン~2011/12シーズン』の間は優勝に届かず、3回優勝していた『マンチェスター・ユナイテッド』とは対象的でした。
『マンチェスター・ユナイテッド』移籍後は、加入1シーズン目に26得点で得点王を獲得し、チームの『プレミアリーグ優勝』に貢献しました。
ルイス・フィーゴ
移籍:バルセロナ → レアル・マドリード
『ルイス・フィーゴ』は1995年に『バルセロナ』に加入し、5シーズン活躍した後、2000年に『レアル・マドリード』に移籍しました。
禁断の移籍の中でも特に禁忌とされる『バルセロナ』⇔『レアル・マドリード』間の移籍に『バルセロナ』のサポーターは激怒し、『ルイス・フィーゴ』が経営する料理店が破壊される事件が起こりました。
移籍後初の『バルセロナ』との試合では、『ルイス・フィーゴ』にボールが渡ればブーイングが起き、コーナーキックを蹴ろうとする際に、瓶やペットボトル、酷いものでは子豚の頭が投げ込まれました。
『レアル・マドリード』では5シーズンプレーし、『ラ・リーガ』優勝や『チャンピオンズリーグ』制覇に貢献しました