サッカーに興味がある人へ

2022年時点で日本代表は7回ワールドカップに出場していますが、かつての日本代表は1954年にワールドカップ予選に初参加してから幾度となく予選敗退を繰り返し、ワールドカップに出場することは夢のまた夢でした。

1993年、日本サッカー界に変革期がやってきます。日本初のプロサッカーリーグ『Jリーグ』の誕生です。10チームで始まったJリーグは1993年に開幕してから飛躍的に発展し、今日では日本各地に58ものプロチームが存在し、日々しのぎを削っています。

Jリーグ発足により日本のサッカーレベルは向上し、1998年フランスワールドカップで『念願のワールドカップ出場』を果たすことができました。

初参戦となったワールドカップではグループリーグ3戦3敗と世界の壁を見せつけられる結果となりましたが、その後日本代表は、2002年日韓ワールドカップ、2010年南アフリカワールドカップ、2018年ロシアワールドカップでベスト16まで進み、複数回ベスト16に進出できるほどのレベルになりました。

ですが現在日本代表はベスト8の壁を破れずにいます。日本代表がこの壁を破り、ベスト8進出、ベスト4進出、そしてワールドカップトロフィーを掲げるためには何が必要なのでしょうか。

イタリア、イングランド、スペイン、ドイツの様なワールドカップ優勝経験国に追いつくためにはどうすればいいのでしょうか。

これらの国では、サッカーをプレーすることや観戦することが『サッカー文化』として根付き、サッカーが生活の一部となっていています。

例えば、外では子供がサッカーボールを蹴り、駅からスタジアムまでの距離が近くて、だれとでもサッカーの事について語れて、プロサッカーからアマチュアサッカーまで盛んに行われています。

また、ワールドカップに出場できないとサッカーの人気が下がったり、ワールドカップで結果を残せないと人気が下がったりすることはありません。

日本がこれらのサッカー文化が根付いた国に追いついて、ワールドカップでベスト8壁を破りその先に進むためには『ワールドカップで戦う日本代表』が好きな人だけでなく、『サッカーそのもの』が好きな人を一人でも多くして『日本にサッカー文化を根付かせる』ことが必要だと考えます。

他競技の話ですが、2019年に日本開催でされたラグビーワールドカップが、自国開催とラグビー日本代表の快進撃が相まって大盛り上がりをみせました。

この大会期間中に『にわかファン』という言葉をよく見聞きしましたが、これは普段ラグビーを観戦したりプレーしたりしないけど、ラグビー日本代表がワールドカップで快進撃をしているから見ている。

つまり『ラグビーそのもの』が好きな訳ではなく『ワールドカップで快進撃をしているラグビー日本代表』が好きな人が多かったということです。

もちろん最初はそれでいいです、むしろ『にわかファン』を増やすことはとても意義のあることだと思います。ですがそこから『そのもの』を好きになってもらわないと人気は一過性のものとなり人気は低迷してしまいます。

ですから『サッカーそのもの』を好きな人を増やし『日本にサッカー文化を根付かせる』ことが必要だと考える訳です。

日本にサッカーそのものが好きな人が増え、サッカー文化が根付き、サッカーが人気なスポーツになったならば、サッカー観戦する人やサッカーをプレーする人が多くなるでしょう。

サッカーを観戦する人が増えたら、クラブチームには放映権の収入やグッズなどの収益が見込め、企業がスポンサーをする旨味も生まれるでしょう。

こうして得た資金を選手や監督の獲得、環境の整備などに充てることも出来ますし、イベント開催などで地域にサッカーの広めることも出来るでしょう。

サッカーの競技人口が増えたら、確率的にその中から『優秀な選手』がいまより多く出てくるはずです。

また、日本代表やクラブチームは多くの人の目にさらされることになり、勝てない監督は淘汰され、『優秀な監督』が生き残る、といった競争が生まれます。

『優秀な選手』や『優秀な監督』を代表チームに輩出できれば、ワールドカップでベスト8やその先の景色を見ることも夢物語ではありません。

実際には、競技人口を増やすだけでなく選手育成の質や、監督ライセンス制度の問題にも目を向ける必要がもありますが、まずは多くの人に『サッカーそのもの』を好きになってもらい、日本にサッカー文化を根付かせることが大事だと考えます。

現在の日本は少子高齢化社会で、これからはサッカーをプレーしない世代の割合が多くなります。

ですから、より多くの人にサッカーを好きになってもらうにはサッカーをプレーする世代に限らず、サッカーをプレーしない世代にも目を向けて、幅広い年齢層にサッカーを知って好きになってもらう必要があると考えます。

『サッカタル』では両方の世代に分かりやすく丁寧に、サッカーを好きになってもらうコンテンツ作りを心掛けています。

『サッカタル』ではこれからサッカーを始めてみたい、サッカーを観戦してみたいなどサッカーに興味を持った方へ、

  • サッカーの基本的なルール
  • サッカー用語
  • 基礎的な技術

などの解説記事。

既にサッカーをプレーしている、またはサッカー観戦を楽しんでいる方には、もっとサッカーを好きになるような、

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サイト名の『サッカタル』の由来は、私の出身地である九州地方の方言で『加わる』という意味の『かたる』と『語る』に『サッカー』を合わせた造語です。

日本人にとってサッカーに『かたる』こと、サッカーを『語る』ことが当たり前の光景になるぐらい日本にサッカー文化が根付いて欲しいという思いを込めてこの名前にしました。

『サッカタル』をどうぞよろしくお願いいたします。

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