日本のサッカーは何部まであるか知っていますか? また、日本にどれだけリーグあるか知っていますか?
プロリーグはJ1~J3までの3つですが、アマチュアリーグになると日本各地にたくさんのリーグが存在しています。今回は日本サッカーのリーグ構造について解説していきます。
日本サッカーのリーグ構造
日本のサッカーリーグは上の図のように大きく6つに分けることができます。『J1~J3』がプロリーグで、それ以外はアマチュアリーグです。それでは1つずつ見ていきましょう。
プロサッカーリーグであるJリーグ
日本サッカーのプロリーグである『Jリーグ』は『J1リーグ』『J2リーグ』『J3リーグ』の3部構成になっています。
その名称の通り『J1リーグが1部』『2リーグが2部』『J3リーグが3部』にあたります。
また、成績によって『J1リーグ』から『J2リーグ』に降格『J3リーグ』から『J2リーグ』に昇格など、リーグ間で昇降格が行われています。
アマチュア最高峰のJFL
『JFL』は日本サッカー協会が運営する、アマチュア最高峰のリーグかつアマチュアで唯一の全国リーグです。
この『JFL』は『J1リーグ』から数えた場合『4部にあたるリーグ』です。また、このリーグで条件を満たしたクラブは『J3リーグ』に昇格することができます。
9つある地域リーグ
『JFL』の下位リーグにあたる『地域リーグ』は以下の『9つのリーグ』のことを指します。※()内はリーグに参加する都道府県
- 北海道サッカーリーグ(北海道)
- 東北社会人サッカーリーグ(青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県)
- 関東サッカーリーグ(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)
- 北信越フットボールリーグ(新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県)
- 東海社会人サッカーリーグ(静岡県、岐阜県、愛知県、三重県)
- 関西サッカーリーグ(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)
- 中国サッカーリーグ(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)
- 四国サッカーリーグ(徳島県、香川県、愛媛県、高知県)
- 九州サッカーリーグ(福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)
これら『9つの地域リーグ』は『J1リーグ』から数えて『5部にあたるリーグ』です。
これらの『地域リーグ』で優勝した9チームに条件を満たした3チームを加えた、12チームで行う『全国地域サッカーチャンピオンズリーグ』を勝ち上がることで『JFL』に昇格することができます。
『地域リーグ』においても成績が悪い場合は下位リーグに降格します。
『関東サッカーリーグ』『北信越フットボールリーグ』『東北社会人サッカーリーグ』『関東サッカーリーグ』では各地域リーグの2部に降格。
『東北社会人サッカーリーグ』では、青森県、岩手県、秋田県のチームは『東北社会人サッカーリーグ2部北』、宮城県、山形県、福島県のチームは『東北社会人サッカーリーグ2部北』に降格。
『北海道サッカーリーグ』は北海道の各地区に設けられた『ブロックリーグ』に降格。それ以外のリーグでは『各都道府県のリーグ』降格します。下の図を確認してください。
『地域リーグ』の下位リーグには『J1リーグ』から数えて『6部にあたるリーグ』や『7部にあたるリーグ』があります。
その下には『8部にあたるリーグ』『9部にあたるリーグ』と続きますが、これは各都道府県のリーグ構成によって変わってきます。
都道府県リーグの構成は都道府県ごとに変わる
『都道府県リーグ』とは各都道府県のサッカー協会が運営するリーグです。
この『都道府県リーグ』は2部構成であったり、4部構成であったりと、都道府県ごとに構成が変わっています(どの都道府県でも少なくとも2部まではあります)。
例えば、熊本県の『熊本県サッカーリーグ』は2部構成、大阪府の『大阪府社会人サッカーリーグ』は3部構成、東京都の『東京都社会人サッカーリーグ』は4部構成。といった具合です。
さらにその下に『地区リーグ』『町リーグ』『市リーグ』などが続く場合もあります。
日本のサッカーは何部まである?
上で書いた通り、都道府県によって『都道府県リーグ』の構成が変わってくるので一概に『日本サッカーは〇部まである』とは言い切れません。
各都道府県の『都道府県リーグ』は少なくとも2部まであり、これは『J1リーグ』から数えて『7部か8部にあたるリーグ』です。ですから『少なくとも7部まではある』ということになります。
まとめ
今回は日本のサッカーリーグの構造について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
プロサッカーリーグである『Jリーグ』は『3部まで』あり、アマチュアリーグになると、各都道府県リーグの構造が違うため『〇部まである』というのは言い切れず『少なくとも7部まである』という結論になりました。
最後は少々煮え切らない形になってしまいましたが、今回の記事が少しでも役に立てていただければ幸いです。