5大リーグは世界中から有力な選手が集まるため、欧州だけでなく世界的に見てもレベルの高いリーグです。
そんな5大リーグで優勝という栄光に輝いた日本人選手がいます。今回は5大リーグで優勝した日本人選手を紹介していきます。
ブンデスリーガで優勝した日本人
奥寺康彦 ケルン 1977/78シーズン 20試合4得点
『奥寺康彦』は日本人初のプロサッカー選手で、日本人が海外でプレーする先駆けとなった人物。
1997年10月に入団すると『カイザースラウテルン』との試合で初ゴールを決めました。
優勝が決まった『FCザンクトパウリ』との試合では途中出場でチームの2点目と5点目を決め『0-5』での勝利に貢献。
日本人で初めて『ブンデスリーガ』を制しました。
長谷部誠 ヴォルフスブルク 2008/09シーズン 25試合0得点3アシスト
『浦和レッズ』から加入して2シーズン目、一時負傷離脱をしたものの主力としてシーズン途中に加入した『大久保嘉人』とともに『ブンデスリーガ』優勝を果たしました。
大久保嘉人 ヴォルフスブルク 2008/09シーズン 9試合0得点1アシスト
シーズン途中に『ヴィッセル神戸』から加入し優勝を経験するも、28得点で得点王になった『グラフィッチ』や26ゴールを決めた『エディン・ジェコ』の存在は大きく出場機会は多くありませんでした。
香川真司 ドルトムント 2010/11シーズン 18試合8得点2アシスト
『セレッソ大阪』から『ドルトムント』に加入すると、第3節の『ヴォルフスブルク』でリーグ戦初得点を記録。
続く第4節『シャルケ』との『レヴィアダービー』で2ゴールを決めました。
2011年1月に行われたアジアカップで負傷し約4ヶ月間離脱したものの、チームはブンデスリーガ優勝、香川自身もキッカー誌が選定するブンデスリーガ年間ベストイレブンに選出されました。
香川真司 ドルトムント 2011/12シーズン 31試合13得点9アシスト
シーズン序盤は怪我や不調で出遅れましたが徐々に復調していき、第32節の『ボルシアMG』との試合で決勝ゴールを決め、チームのブンデスリーガ連覇に貢献。
昨シーズンの成績を上回る13得点9アシストを記録し、ビルト誌、キッカー誌が選定するブンデスリーガ年間ベストイレブンに選出されました。
プレミアリーグで優勝した日本人
稲本潤一 アーセナル 2001/02シーズン 0試合0得点0アシスト
『ガンバ大阪』から『アーセナル』にレンタル移籍で加入し、出場機会はなかったものの日本人初のプレミアリーグ優勝を経験しました。
香川真司 マンチェスターユナイテッド 2012/13シーズン 20試合6得点3アシスト
『ドルトムント』から『マンチェスターユナイテッド』に加入すると、第2節の『フラム』戦でリーグ戦初得点を記録。
プレミアリーグにおいてアジア人初、香川自身としても欧州移籍後初となった『ハットトリック』を含む6得点3アシストで、チームの2シーズンぶりの優勝に貢献しました。
岡崎慎司 レスターシティ 2015/16シーズン 36試合5得点0アシスト
得点数やアシスト数は多くないものの、豊富な運動量を活かした前線からの守備でチームのプレミアリーグ制覇に貢献。
創立132年で初優勝となった『ミラクルレスター』の一員になりました。
南野拓実 リヴァプール 2019/20シーズン 10試合0得点0アシスト
シーズン途中に『ザルツブルク』から『リヴァプール』に加入し10試合の出場。
チームは30年ぶり、プレミアリーグ創立後は初となるリーグ優勝を達成しました。
セリエAで優勝した日本人
中田英寿 ローマ 2000/01シーズン 15試合2得点2アシスト
大型補強で選手層が厚くなったことやチームが好調だったこともあり、出場機会を得られていませんでした。
第29節、首位『ローマ』は勝ち点差6で追走する2位『ユベントス』と対戦。
負ければ勝ち点差を3に縮められてしまう一戦は、2点先行され敗戦濃厚。
60分『トッティ』に代わりピッチに入った『中田英寿』が79分にミドルシュートで得点を決め、アディショナルタイムに再びミドルシュートを撃ちGK弾かれるも味方がこぼれ球を押し込み同点に追いつきました。
この同点劇により『ローマ』は『ユベントス』との勝ち点差6をキープし、最後まで首位を渡さずセリエA優勝を達成。
『中田英寿』はセリエAで優勝した初めての日本人になりました。
ラ・リーガとリーグアンで優勝した日本人はいない
リーグアンは148試合に出場した『松井大輔』や、145試合に出場した『酒井宏樹』など活躍した日本人はいますがリーグ優勝を経験した日本人はまだいません。
ラ・リーガも同様に優勝を経験した日本人選手はまだいません。
欧州5大リーグで優勝した日本人選手一覧表
まとめ
今回は5大リーグで優勝した日本人選手を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
5大リーグで優勝するのはビッグクラブでないと難しいものがあります。
たくさんの日本人選手がビッグクラブで活躍して5大リーグを制覇することが当たり前になると嬉しいですね。