あなたは「サッカーが強い都道府県はどこだろう?」と疑問に思ったとはないでしょうか? Jリーグが開幕して30年が経ち、2023年時点では日本各地に60ものクラブが点在している今日で、一番サッカーが強い都道府県はどこなのでしょうか? 今回はサッカーが強い都道府県をランキング形式で決めたいと思います。
ランキングは以下の4つの要素を加味して、総合的な順位を出したいと思います。
- Jリーグクラブの強さ
- 高校年代の強さ
- 日本代表輩出数
- Jリーガーの数
サッカーが強い都道府県ランキング一覧
第1位 神奈川県
- Jリーグクラブの強さ:1位
- 高校年代の強さ:3位
- 日本代表輩出数:2位
- Jリーガーの数:2位
- 平均:2位
サッカーが強い都道府県ランキング第1位は『神奈川県』です。ここ数年のJ1での神奈川勢の活躍や、多くのJリーガー、『三苫薫』や『伊藤純也』など多くの日本代表を輩出するなど、全ての項目で好成績を収めました。
2位 東京都
- Jリーグクラブの強さ:6位
- 高校年代の強さ:4位
- 日本代表輩出数:1位
- Jリーガーの数:1位
- 平均:3位
サッカーが強い都道府県ランキング第2位は『東京都』です。Jリーグクラブの強さや高校年代の強さはやや低いものの、日本代表輩出数やJリーガーの数でトップに立ち、最終結果は2位。
3位 大阪府
- Jリーグクラブの強さ:2位
- 高校年代の強さ:8位
- 日本代表輩出数:3位
- Jリーガーの数:2位
- 平均:3.75位
サッカーが強い都道府県ランキング第3位は『大阪府』です。3つの項目で高順位だったものの、高校年代の強さが8位と足を引っ張る形に。それでも最終結果は3位になりました。
4位 千葉県
- Jリーグクラブの強さ:6位
- 高校年代の強さ:1位
- 日本代表輩出数:7位
- Jリーガーの数:5位
- 平均:4.75位
サッカーが強い都道府県ランキング第4位は『千葉県』です。高校年代の強さで1位を取りましたが、ほかの項目は芳しくなく4位という結果になりました。
5位タイ 埼玉県
- Jリーグクラブの強さ:3位
- 高校年代の強さ:15位
- 日本代表輩出数:4位
- Jリーガーの数:4位
- 平均:6.5位
サッカーが強い都道府県ランキング第5位タイは『埼玉県』です。高校年代の強さで15位という成績で大きく足を引っ張る形になりました。それでもほかの項目で高順位を収め、最終結果は5位タイ。
5位タイ 浦広島県
- Jリーグクラブの強さ:3位
- 高校年代の強さ:4位
- 日本代表輩出数:7位
- Jリーガーの数:12位
- 平均:6.5位
サッカーが強い都道府県ランキング第5位タイは『広島県』です。Jリーグクラブの強さと高校年代の強さで良い順位を収めましたが、日本代表輩出数やJリーガーの数の順位は低く、最終結果は5位タイに。
Jリーグクラブが強い都道府県ランキング
プロクラブの成績は、以下の3大会の優勝回数と準優勝回数の合計でランキングします。また、現在強い都道府県を決めたいので、集計する期間は直近10大会(2013年~2022年)とします。
- Jリーグ
- 天皇杯
- ルヴァンカップ
1位 神奈川県 17回
- J1 優勝:6回 準優勝:3回
- 天皇杯 優勝:2回 準優勝:2回
- ルヴァンカップ 優勝:2回 準優勝:2回
1位となったのは合計『17回』の『神奈川県』。特筆すべきなのはJ1での成績で、直近6シーズン連続(2017年~2022年)で神奈川県勢が優勝しています。内訳は『川崎フロンターレ』が4回、『横浜F・マリノス』が2回、J1を制覇しました。
2位 大阪府 13回
- J1 優勝:1回 準優勝:2回
- 天皇杯 優勝:3回 準優勝:1回
- ルヴァンカップ 優勝:2回 準優勝:4回
2位となったのは合計『6回』の『大阪府』。『ガンバ大阪』は2014年に、3大会全てで優勝し、3冠を達成。『セレッソ大阪』は2017年に、ルヴァンカップと天皇杯の2冠を達成しています。また、両クラブともJ1よりカップ戦に強い傾向があるようです。
3位タイ 埼玉県 7回
- J1 優勝:0回 準優勝:2回
- 天皇杯 優勝:2回 準優勝:1回
- ルヴァンカップ 優勝:1回 準優勝:1回
3位タイとなったのは合計『7回』の『埼玉県』。埼玉県の成績はすべて『浦和レッズ』によるものです。J1での優勝こそありませんが、カップ戦では強さをみせる結果となりました。また、今回は集計の対象外ですが、同期間でACLを2回優勝、1回準優勝しています。
3位タイ 広島県 7回
- J1 優勝:2回 準優勝:1回
- 天皇杯 優勝:0回 準優勝:2回
- ルヴァンカップ 優勝:1回 準優勝:1回
3位タイとなったのは合計『7回』の『広島県』。この成績は全て『サンフレッチェ広島』によるものです。2022年にはルヴァンカップで初優勝を飾りましたが、天皇杯では1度も優勝したことがありません。
5位以下
- 5位 茨城県 5回
- 6位タイ 2回
東京都 千葉県 - 8位タイ 1回
愛知県 兵庫県 大分県
山梨県 宮城県 山形県
北海道
高校年代が強い都道府県ランキング
高校年代の成績は、以下の3大会の優勝回数と準優勝回数の合計でランキングします。また、現在強い都道府県を決めたいので、集計する期間は直近10大会(2013年~2022年)とします。
- 全国高等学校サッカー選手権大会(選手権)
- 全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(インターハイ)
- 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ(高円宮杯)
1位 千葉県 10回
- 選手権 優勝:0回 準優勝:2回
- インターハイ 優勝:3回 準優勝:3回
- 高円宮杯 優勝:1回 準優勝:1回
1位となったのは合計『10回』の『千葉県』。千葉県では『流通経済大柏』や『市立船橋』などが強豪です。
2位 青森県 9回
- 選手権 優勝:3回 準優勝:2回
- インターハイ 優勝:1回 準優勝:0回
- 高円宮杯 優勝:3回 準優勝:0回
2位となったのは合計『9回』の『青森県』。準優勝が少なく、決勝での勝率が高いことが特徴です。また、青森県は『青森山田』の一強で、この成績はすべて同校によるものです。
3位 神奈川県 5回
- 選手権 優勝:0回 準優勝:0回
- インターハイ 優勝:2回 準優勝:2回
- 高円宮杯 優勝:0回 準優勝:1回
3位となったのは合計『5回』の『神奈川県』。神奈川県では、『桐蔭学園』や『桐光学園』などが強豪校です。
4位以下
- 4位タイ 4回
広島県 群馬県 東京都 - 7位 福岡県 3回
- 8位タイ 2回
山梨県 石川県 富山県 茨城県
大阪府 熊本県 兵庫県 - 15位タイ 1回
岡山県 静岡県 佐賀県
京都府 鳥取県 埼玉県
愛知県
日本代表輩出数
この項目では日本代表選手を輩出した都道府県をランキングにします。また、日本代表は、直近10年(2013年~2023年)の間に1試合以上出場した選手を対象とします。
1位 東京都 23人
1位となったのは日本代表を23人輩出した『東京都』。著名な選手は、2022年のカタールW杯で守護神を務めた『権田修一』や『中島翔哉』など。
2位 神奈川県 20人
2位となったのは日本代表を20人輩出した『神奈川県』。著名な選手は、『三苫薫』や『久保建英』『遠藤航』『伊藤純也』など。
3位 大阪府 16人
3位となったのは日本代表を16人輩出した『大阪府』。著名な選手は、『守田英正』や『南野拓実』『本田圭佑』など。
4位以下
- 4位 埼玉県 8人
- 5位タイ 7人
静岡県 兵庫県 - 7位タイ 6人
千葉県 広島県 三重県 - 10位 5人
福岡県 愛知県 - 12位 4人
大分県 茨城県 熊本県
鹿児島県 - 16位 3人
北海道 愛媛県 - 18位 2人
群馬県 長崎県 京都府
奈良県 宮城県 滋賀県
長野県 - 25位 1人
宮崎県 青森県 岩手県
山形県 福島県 石川県
岡山県 山口県 徳島県
沖縄県 和歌山県
Jリーガーの数ランキング
Jリーガーは、2023年5月時点でJリーグに登録されている選手を対象とします。また、数が大きいため20人区切りでランキング付けします。
- 1位(220~201)
東京都 205人
- 2位タイ(180~161)
神奈川県 168人
大阪府 167人 - 4位(160~141)
埼玉県 154人
- 5位(120~101)
千葉県 115人
- 6位(100~81)
静岡県 88人
- 7位タイ(80~61)
兵庫県 73人
愛知県 67人 - 9位タイ(60~41)
福岡県 56人
北海道 55人
熊本県 45人 - 12位タイ(40~21)
広島県 36人
茨城県 35人
群馬県 33人
栃木県 32人
鹿児島県 31人
大分県、新潟県、三重県 30人
京都府 26人
山口県 22人
長崎県、宮城県 21人 - 24位タイ(20~1)
奈良県 19人
滋賀県、愛媛県 18人
宮崎県 16人
長野県、山梨県、岐阜県 15人
徳島県 14人
佐賀県、沖縄県、岡山県 13人
福島県 11人
和歌山県、富山県 10人
島根県 9人
青森県、秋田県、香川県、岩手県 7人
石川県 6人
山形県 5人
鳥取県 4人
福井県 1人