何部まである?日本のサッカーリーグの構造を解説!

日本のサッカーは何部リーグまである?

皆さんは日本のサッカーが何部リーグまで存在するのかご存じでしょうか? 大きく分けると、プロリーグであるJ1リーグ・J2リーグ・J3リーグと、アマチュアリーグのJFLや地域リーグに分かれます。

本記事では、日本のサッカーは何部リーグまであるのか、構成はどうなっているのかについて解説していきます。

 

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日本サッカーのリーグ構成の概要

日本サッカーのリーグ構造

日本のサッカーリーグの構成は上の図のように、大きく6つに分けることができます。プロリーグであるJリーグは『J1リーグ』『J2リーグ』『J3リーグ』の3つで構成されており、J3の下に『JFL』を頂点とするアマチュアリーグが続きます。JリーグやJFL、その下のリーグの詳細は別の項で解説します。

 

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Jリーグは何部まである?J4はある?概要を紹介

Jリーグは何部まである?

Jリーグは、前述のJ1リーグ、J2リーグ、J3リーグの3部構成です。そのため、J4リーグや4部リーグはありません。しかし、アマチュアリーグの最高峰であるJFLのことを、実質的なJ4リーグまたは4部リーグと見なすこともあります。

以下に各リーグの概要を紹介しますが、これは2024年シーズンの情報です。

 

J1リーグの概要

カテゴリー:1部
クラブ数:20
降格枠:3

J1リーグは、Jリーグのトップカテゴリーであり、日本サッカーの最高峰のリーグです。優勝クラブと2位、3位は来シーズンのACL(アジアチャンピオンズリーグ)の出場権が与えられます。

天皇杯の優勝クラブにもACL出場権が与えられますが、J1リーグと天皇杯の両方でACL出場権を獲得した場合は、J1リーグの4位が繰り上がりでACLに出場します。

下位3クラブ(18位~20位)はJ2リーグに降格します。

 

J2リーグの概要

カテゴリー:2部
クラブ数:20
昇格枠:3
降格枠:3

J2リーグは、Jリーグの2部です。優勝クラブと2位はJ1リーグに昇格し、3位~6位がプレーオフに進出します。プレーオフでは『3位 vs 6位』『4位 vs 5位』の試合が行われ、それぞれの勝利クラブが対戦します。そこで勝った1クラブがJ1リーグに昇格できます。合計3クラブが昇格します。

下位3クラブ(18位~20位)がJ3リーグに降格します。

 

J3リーグの概要

カテゴリー:3部
クラブ数:20
昇格枠:3
降格枠:2

J3リーグは、Jリーグの3部です。優勝クラブと2位はJ2リーグに昇格し、3位~6位がプレーオフに進出します。プレーオフでは『3位 vs 6位』『4位 vs 5位』の試合が行われ、それぞれの勝利クラブが対戦します。そこで勝った1クラブがJ1リーグに昇格できます。合計3クラブが昇格します。

J3リーグは、Jリーグの3部です。優勝クラブと2位がJ2リーグに昇格し、下位2クラブ(19位、20位)がJFLに降格する可能性があります。J3リーグの降格については次の項で解説します。

 

JFLとJ3リーグ間の昇格・降格

J3リーグのすぐ下には、アマチュアリーグで唯一の全国規模の大会である『JFL』があり、J3リーグで成績の悪かったクラブはJFLに降格します。ただし、JFLに昇格する条件を満たしているクラブがない場合は、降格せずJ3リーグに残留できます。

JFLのクラブがJ3リーグに昇格するための条件はいくつかありますが、そのうちの1つがJFLで2位以内に入ることです。JFLで2位以内に入り他の条件も満たした上で、理事会においてJリーグ入会承認を得た場合にのみ、J3リーグに昇格できます。

JFLの1位と2位の両方が入会承認を得た場合と、片方のクラブだけが入会承認を得た場合では、昇格・降格の取り扱いが異なります。

JFLの1位と2位の片方だけが入会承認を得られた場合

  1. 入会承認を得たのがJFLの1位の場合。
    JFLの1位と、J3リーグの最下位が入れ替わりで昇格・降格する。
  2. 入会承認を得たのがJFLの2位の場合。
    JFLの2位と、J3リーグの最下位で入れ替え戦を実施する。

JFLの1位と2位の両方が入会承認を得られた場合

  1. JFLの1位と、J3リーグの最下位が入れ替えで昇格・降格する。
  2. JFLの2位と、J3リーグの19位で入れ替え戦を実施する。

入れ替え戦は、参加する2クラブのホームで1試合ずつ計2試合行われ(ホーム&アウェー方式)、2試合の合計スコアで勝敗を決定します。

2試合の合計スコアが同点の場合は、第2戦終了後に延長戦を行い、それでも決着がつかない場合は、PK戦で勝敗を決します。

この入れ替え戦でJFLのクラブが勝利した場合は、JFLのクラブがJ3リーグに昇格し、J3リーグのクラブはJFLに降格します。J3リーグのクラブが勝利した場合は、昇格も降格もありません。また、J3リーグから降格になったクラブはJリーグの会員資格を喪失します。

 

JLFと地域リーグと都道府県リーグ

JLFと地域リーグと都道府県リーグ

Jリーグの下には、JFLを頂点としたアマチュアリーグが続きます。

  1. JFL
  2. 地域リーグ
  3. 地域リーグ・都道府県リーグ
  4. 都道府県リーグ

以下に各リーグの概要を紹介しますが、これは2024年シーズンの情報です。

 

JFLの概要

カテゴリー:4部
クラブ数:15

JFLはアマチュアサッカーにおいての最高峰のリーグであり、アマチュア唯一の全国規模のリーグです。J1リーグから順に数えて4番目のリーグですが、JリーグとJFLは運営母体が違うため、正確には4部ではありません。

また、中にはプロ契約の選手もいるため、完全なアマチュアリーグではありません。これはJFLの下に続く地域リーグや都道府県リーグでも同様です。

前述の通り、JFLの1位と2位はJ3リーグへ昇格する可能性があります。最下位のクラブは地域リーグのクラブと入れ替え戦を行います。

地域リーグとの入れ替え戦は一発勝負で実施され、90分で決着が付かない場合は延長戦を行い、それでも勝敗が決しない場合はPK戦で勝敗を決めます。勝利したクラブがJFLに昇格または残留、敗れたクラブは地域リーグに降格または残留します。

 

地域リーグの概要

カテゴリー:5部
クラブ数:リーグごとに異なる

地域リーグは、以下の9つに分けられます。

  1. 北海道サッカーリーグ 8クラブ
    北海道のクラブが参加。
  2. 東北社会人サッカーリーグ1部 10クラブ
    宮城県、福島県、秋田県、青森県、山形県、岩手県のクラブが参加。
  3. 関東サッカーリーグ1部 10クラブ
    茨城県、山梨県、栃木県、埼玉県、神奈川県、群馬県、東京都、千葉県のクラブが参加。
  4. 北信越フットボールリーグ 8クラブ
    石川県、長野県、福井県、新潟県、富山県のクラブが参加。
  5. 東海社会人サッカーリーグ 8クラブ
    岐阜県、静岡県、愛知県、三重県のクラブが参加。
  6. 関西サッカーリーグ 8クラブ
    奈良県、大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、滋賀県のクラブが参加。
  7. 中国サッカーリーグ 10クラブ
    鳥取県、島根県、広島県、岡山県、山口県のクラブが参加。
  8. 四国サッカーリーグ 8クラブ
    香川県、徳島県、愛媛県、高知県のクラブが参加。
  9. 九州サッカーリーグ 10クラブ
    福岡県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県、大分県、鹿児島県、沖縄県のクラブが参加。

各地域リーグの優勝クラブには『全国地域サッカーチャンピオンズリーグ』への出場権が与えられます。全国地域サッカーチャンピオンズリーグで1位になったクラブがJFLに昇格し、2位がJFLの最下位と入れ替え戦を行います。

ただし、1位または2位にJFLへの入会意思がない場合は入れ替え戦は実施されず、JFLの最下位はJFLに残留します。

  • 1位にJFLへの入会意思がない場合
    2位が昇格、JFLの最下位は残留。
  • 2位にJFLへの入会意思がない場合
    1位が昇格、JFLの最下位は残留。
  • 1位と2位ともに入会意思がない場合
    3位→4位の順で入会意思があるクラブが昇格、JFLの最下位は残留。

また、地域リーグにおいても成績が悪い場合は下位リーグ(地域リーグ2部や都道府県リーグなど)に降格します。

 

6部リーグと7部以下のリーグの概要

6部のカテゴリーには以下のリーグがあります。

  • ブロックリーグ
    札幌、道央・道北、道南、道東の各地域ごにブロックリーグを実施。
  • 東北社会人サッカーリーグ2部・北
    青森県、秋田県、岩手県のクラブが参加。
  • 東北社会人サッカーリーグ2部・南
    福島県、山形県、宮城県のクラブが参加。
  • 関東サッカーリーグ2部
    関東サッカーリーグ1部と同じ都道府県んのクラブが参加。
  • 北信越フットボールリーグ2部
    北信越フットボールリーグ1部と同じ都道府県のクラブが参加。
  • 東海社会人サッカーリーグ2部
    東海社会人サッカーリーグ1部と同じ都道府県のクラブが参加。
  • 関西サッカーリーグ2部
    関西サッカーリーグ1部と同じ都道府県のクラブが参加。
  • 鳥取県、島根県、広島県、岡山県、山口県の各都道府県リーグ1部
  • 香川県、徳島県、愛媛県、高知県の各都道府県リーグ1部
  • 福岡県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県、大分県、鹿児島県、沖縄県の各都道府県リーグ1部。

さらに7部以下のリーグでは、都道府県リーグ1部、2部、3部…社会人リーグ、市区町村のリーグなどが続きますが、これは各都道府県ごとに異なります。

例えば、東京都の東京都社会人サッカーリーグは4部構成になっていますが、福岡県の福岡県社会人サッカーリーグは2部構成、といった具合です。

 

まとめ

今回は日本のサッカーは何部リーグまである?について解説してきました。

日本のサッカーリーグの構造は以下のようになっており、プロリーグであるJリーグは3部構成、アマチュアリーグはJFLを頂点に9つの地域リーグやその2部、都道府県リーグの1部や2部が続きます。7部以下になると各都道府県によって異なるため、一概には言えません。

  • 1部 J1リーグ
  • 2部 J2リーグ
  • 3部 J3リーグ
  • 4部 JFL
  • 5部 地域リーグ
  • 6部 ブロックリーグ・地域リーグ2部・都道府県リーグ1部
  • 7部以下 都道府県リーグ1部以下・市区町村のリーグ
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